manebiyalecoda2022年8月10日2 分2022年7月21日(木) 「Xへの手紙」 /トンベ今回、池田先生はこの作品を四つの構成、即ち、1.自己解析 2.抽象化気質 3.懐疑 4.他者願望に分類され、それぞれ重要なポイントを含むテキストを読まれながら詳しく説明されたので、縦横無尽に駆け巡る主人公(=小林先生)の思考のドラマが、非常にすっきりとした形で頭の中に入りま...
manebiyalecoda2022年8月10日1 分2022年7月21日(木) 「Xへの手紙」 /大江公樹今回も、小林先生の文章と直に向き合はせる講義を有難うございました。 講義に向けて、「Xへの手紙」を何度か読みましたが、難解な場所が多く、未だ文章全体を透徹してみることは出来てをりません。ただ、「和やかな目」、現実からの抵抗を受ける言葉、清潔な抽象と現実との関係など、幾つかの...
manebiyalecoda2022年5月29日1 分2022年5月19日(木) 「『悪の華』一面」 /片岡久この文章を読んで驚いたのは、小林先生はこの文章を書かれた二十五歳の時点で、すでに生涯をかけたテーマを認識されており、その解読に取り組まれていたことです。 象徴は生きた記号であり、生きているとは意味と存在が未分離であることだとされています。それは芸術という形式が形態と意味を切...
manebiyalecoda2022年5月29日2 分2022年5月19日(木)「『悪の華』一面」 /大江公樹今回も講義を有難うございました。 「『悪の華』一面」は今回初めて読みましたが、「様々なる意匠」と重なる部分があるといふ意外な発見がありました。しかし、逆を言へば理解できたのはそれ位のことで、後の部分は殆どわかりませんでした。...
manebiyalecoda2022年5月12日1 分2022年4月21(木)「一ツの脳髄」 /大江公樹今回も駆け抜けてゆくやうな、爽快な講義を有難うございました。 事前に読んだ「一ツの脳髄」からは、自己の意識と向き合ひ苦闘する青年小林秀雄の姿が浮かび上がりました。池田先生の講義では、若き日の小林先生について話して頂き、小林先生が小説家から批評家へと、自分の道を見出してゆく様...